2024年9月4日
心がさまよう:マインドワンダリングの不思議な世界
仕事に集中しようとしても、気がつくと全く関係のないことを考えていた経験はありませんか。注意が現在の課題から逸れ、過去の記憶や将来の計画、空想などに向かってしまう現象を「マインドワンダリング」と呼びます。
マインドワンダリングは、私たちの日常に深く根ざした現象です。電車に乗っているとき、会議中、あるいは読書をしているときなど、様々な場面で起こります。一見すると「ぼーっとすること」のように思えますが、この現象には意味があります。
近年、マインドワンダリングに関する研究が進んできています。マインドワンダリングが創造性を高めたり、問題解決能力を向上させたりする可能性があることも分かってきました。しかし、注意力の低下や作業効率の悪化といったデメリットも指摘されています。
本コラムでは、マインドワンダリングとは何か、なぜ起こるのか、そしてどのような影響があるのかについて解説します。
マインドワンダリングとは何か
マインドワンダリングとは、注意が現在の課題や外部環境から離れ、内的な思考や感情に向かう現象を指します。例えば、重要な会議中に突然週末の予定を考え始めたり、運転中に過去の出来事を思い出したりすることが、これにあたります。
この現象は、私たちの意識の流れの中で自然に発生します。人間の意識は常に一つの対象に固定されているわけではなく、むしろ流動的で変化に富んでいます。マインドワンダリングは、この意識の流れの一部として理解できます。
マインドワンダリングの特徴として、次の点が挙げられます[1]。
- 多くの場合、私たちは意図せずにマインドワンダリングに陥ります。気がついたときには、すでに思考が別の方向に逸れていることがほとんどです。
- マインドワンダリング中の思考内容は、現在取り組んでいる課題とは直接関係のないものです。過去の記憶、将来の計画、空想など、様々な内容が含まれます。
- マインドワンダリング中は、外部の刺激や現在の課題に対する注意が減少します。これによって、課題のパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 私たちが起きている時間の約30~50%をマインドワンダリングに費やしているという指摘もあります。ただし、この割合は測定方法によって異なります。
- マインドワンダリングの頻度や内容には個人差があります。また、同じ人でも状況によって異なります。
マインドワンダリングは、注意散漫や怠惰な状態のように思えるかもしれません。しかし、実際にはこの現象が私たちの認知機能や創造性に重要な役割を果たしている可能性があります。続いて、マインドワンダリングがなぜ起こるのか、その仕組みについて見ていきましょう。
マインドワンダリングには2つの種類がある
マインドワンダリングは単純な現象のように思えますが、その内容や性質によって異なるタイプが存在することが研究で明らかになっています。特に注目すべきは、マインドワンダリングには大きく分けて2つの種類があるという点です[2]。
肯定的習慣思考
肯定的習慣思考は、ポジティブな内容の習慣的な思考を指します。例えば、日常的に行うタスク(散歩や運転など)中に、自分の成功体験や楽しい出来事を思い返したり、将来の目標や計画について考えたりすることがあたります。
このタイプのマインドワンダリングは、例えば、次のような特徴を持っています。
- 気分を向上させる効果がある
- モチベーションを高める
- 自己肯定感を強化する
- 将来への前向きな展望を育む
肯定的習慣思考は、脳の内側前頭前皮質という領域の活動と関連していることが分かっています。これは自己関連情報の処理や意思決定に関与する領域であり、ポジティブな自己イメージや将来の目標設定に重要な役割を果たしています。
自発的タスク非関連思考
自発的タスク非関連思考は、現在のタスクとは関係のない思考が自発的に浮かぶことを指します。例えば、仕事中や学習中に突然思い出した過去の失敗や不安、あるいは全く関係のないトピックに心が逸れることがあたります。
このタイプのマインドワンダリングは、例えば、次のような特徴を持っています。
- 現在の課題への集中を妨げる可能性がある
- ネガティブな感情を引き起こすことがある
- 注意散漫や作業効率の低下につながる可能性がある
- 創造的な思考や問題解決につながることもある
自発的タスク非関連思考は、脳のデフォルトモードネットワークという領域の活動と関連しています。これは、内省や将来の計画、自己認識などに関わる脳のネットワークであり、外部の課題から注意が逸れたときに活性化します。
これら2タイプのマインドワンダリングは、それぞれ異なる影響を私たちの心理機能に及ぼします。肯定的習慣思考は主に幸福感や自己肯定感の向上につながる一方で、自発的タスク非関連思考は課題のパフォーマンス低下や情動障害のリスク増加と関連し得ます。
しかし、重要なのは、これらのマインドワンダリングが必ずしも「良い」「悪い」と単純に分類できるわけではないということです。例えば、自発的タスク非関連思考は時に創造的な問題解決につながることもあります。また、過度の肯定的習慣思考は現実的な自己評価を妨げる可能性もあります。
他の魅力的な目標を探す過程
マインドワンダリングは、私たちの認知システムが果たす重要な機能の一つであると考えられています。特に注目すべきは、マインドワンダリングが「他の魅力的な目標を探す過程」として機能している可能性がある点です[3]。
この考え方は、認知制御システムがマインドワンダリングの背後にあるとする「認知制御提案」に基づいています。この提案によれば、マインドワンダリングは、エージェント(個人)が現在の目標の報酬が不十分と判断した際に、新たでより報われる目標を探索する非意図的な過程であると説明されます。
この過程は次のように進行すると考えられています。
- 現在の目標評価:認知制御システムが現在取り組んでいる課題や目標の価値を評価します。例えば、難しい数学の問題を解いているとき、その問題を解くことの価値(報酬)を無意識のうちに判断します。
- 報酬不足の判断:もし現在の課題が十分な報酬をもたらさないと判断された場合(例えば、問題が難しすぎて解決の見込みがないと感じた場合)、認知制御システムは新しい目標の探索を開始します。
- 新しい目標の探索:この時点で、意識は現在の課題から離れ、他の潜在的な目標や活動に向かって「さまよい」始めます。これがマインドワンダリングの開始です。
- 新しい目標の評価:探索中に思い浮かんだ新しい目標や活動(例えば、友人との会話や休日の計画)の価値が評価されます。
- 目標の切り替えまたは維持:新しい目標がより魅力的だと判断された場合、注意がそちらに向けられます。一方、現在の目標の方が依然として価値があると判断された場合、注意は元の課題に戻ります。
この過程は通常、無意識的に行われます。私たちは意図的にこのプロセスを開始するわけではありません。脳が自動的に最も価値のある活動を探し出そうとする結果として、マインドワンダリングが発生すると考えられています。
この見方は、マインドワンダリングが持つ適応的な側面を強調しています。マインドワンダリングは「気が散っているだけの状態」ではなく、より効率的で報酬の高い目標を見つけ出すための重要なメカニズムであると捉えることができます。
例えば、退屈な会議中にマインドワンダリングが起こり、新しいビジネスアイデアを思いつくことがあります。この場合、認知制御システムは会議の価値が低いと判断し、より創造的で報酬の高い思考活動に注意を向けたと解釈できます。
しかし、この過程には課題もあります。現在の重要な課題に集中すべき時でも、認知制御システムが他の「より魅力的な」目標を探し始めてしまうのです。これが、時に不適切なタイミングでマインドワンダリングが起こる理由の一つかもしれません。
マインドワンダリングの開始・終了・効果
マインドワンダリングは私たちの日常生活の中で頻繁に起こる現象ですが、どのように始まり、終わるのでしょうか。また、それはどのような効果をもたらすのでしょうか。ここでは、仕事中のマインドワンダリングに焦点を当てて、その開始要因、終了要因、そして知覚された結果について見ていきましょう[4]。
マインドワンダリングの開始要因
マインドワンダリングは、様々な要因によって引き起こされます。主な開始要因は次の3つに分類できます。
内的促進
- 感情状態:ストレスや不安などのネガティブな感情が引き金になることがあります。例えば、上司からの叱責を受けた後や、重要なプレゼンテーションの準備で緊張しているときに、心が現実から逃避するように別の方向に向かうことがあります。
- 過負荷感:仕事が多すぎて頭がいっぱいになると、集中力が途切れやすくなります。連続する会議やタスクに追われているとき、頭を休めるために無意識的にマインドワンダリングが始まることがあります。
- 仕事の退屈さ:単調な作業や興味の持てない仕事をしているときに、より興味深い内容に心が向かいやすくなります。例えば、データ入力などの反復作業中に、頭の中で全く別のシナリオを描き始めることがあります。
外的促進
- 聴覚的刺激:突然の音や音楽がマインドワンダリングのきっかけになることがあります。オフィスにおける雑音や電話の着信音が、過去の出来事や将来の計画を思い出させることがあります。
- 視覚的刺激:見慣れた風景や特定の画像が、関連する記憶や想像を引き起こすことがあります。例えば、デスクに置かれた家族の写真が、家庭生活についての思考を誘発することがあります。
状況的促進
- 会議:長時間の会議やディスカッションで、集中力が持続しないときにマインドワンダリングが起こりやすくなります。特に、自分に直接関係のない議題が話し合われているときなどに、頭の中で別のストーリーを思い描くことがあります。
- 休憩時間:休憩中にリラックスし、日常のストレスから解放されると、自然とマインドワンダリングが始まることがあります。コーヒーブレイクや昼食時間に、仕事とは無関係な思考に浸ることがよくあります。
マインドワンダリングの終了要因
マインドワンダリングは、様々な要因によって終了します。主な終了要因は次の3つに分類できます。
内的合図
- 自己意識:自分がマインドワンダリングをしていることに気づくと、現実に引き戻されることがあります。例えば、仕事の進行が遅れていることを意識した瞬間に、マインドワンダリングから抜け出すことがあります。
- メタ意識:自分の心の状態や行動に対する高いレベルの自己認識によって、マインドワンダリングが終了することがあります。「今、自分は何をしているんだ?」と自問することで、現在の課題に意識を戻すことができます。
外的合図
- 聴覚的刺激:周囲の音や声がマインドワンダリングを終わらせることがあります。例えば、上司の声や電話の着信音が、注意を現実に引き戻すきっかけになります。
- 視覚的刺激:突然の動きや目の前の変化が、マインドワンダリングを終わらせる役割を果たします。同僚が近づいてきたり、重要なメールが画面に表示されたりすることで、現実に注意が戻ります。
自然な終了
- 思考の自然な流れ:マインドワンダリングの内容が自然に終わりを迎えることがあります。心の中で思い描いていたシナリオが完結すると、自然と現実に戻ることがあります。
マインドワンダリングの知覚された結果
マインドワンダリングは、個人に様々な影響を与えます。これらの影響は、主に次の2つの側面から捉えることができます。
感情的反応
- リフレッシュ感:マインドワンダリングを経験した後、気分がリフレッシュされ、ストレスが軽減されることがあります。仕事の合間に楽しい思い出や将来の計画を思い浮かべることで、気分転換ができ、新たな活力を得られることがあります。
- 罪悪感:一方で、マインドワンダリングに時間を費やしたことで、仕事に集中できなかったという罪悪感を覚えることもあります。特に締め切りが迫っているときなどに、集中できなかったことを後悔する場合があります。
パフォーマンスへの影響
- 肯定的な影響:マインドワンダリングによって創造性や問題解決能力が向上することがあります。仕事に関連しない自由な思考が、新しいアイデアや視点をもたらすことがあります。
- 否定的な影響:一方で、マインドワンダリングが仕事の進行を妨げることもあります。集中力が途切れることで、重要なタスクの遂行が遅れたり、ミスが増えたりする可能性があります。
これらの開始要因、終了要因、そして結果は、個人や状況によって異なります。また、同じ人でも日によって、あるいは一日の中でも時間帯によって変化することがあります。
報告の仕方で割合が異なる
マインドワンダリングは私たちの日常生活の中で頻繁に起こる現象ですが、その正確な頻度を測定することは意外と難しい課題です。過去の研究では、人は起きている時間の30~50%をマインドワンダリングに費やしているという報告がありますが、最近の研究ではこの見積もりが過大評価されている可能性が指摘されています[5]。
マインドワンダリングの頻度を測定する方法には主に二つのアプローチがあります:二項対立プローブと多段階プローブです。これらの測定方法の違いによって、マインドワンダリングの報告される頻度が異なることが明らかになっています。
二項対立プローブ
二項対立プローブでは、参加者に「今、あなたの注意は現在のタスクに向いていましたか、それとも他のことに向いていましたか」と質問し、「はい」(マインドワンダリング)または「いいえ」(オンタスク)で答えさせます。
この方法を用いた研究では、参加者の約40%の時間でマインドワンダリングが報告されました。これは従来の研究結果と比較的近い数値です。
しかし、この方法には一つの大きな問題があります。それは、注意が少しでもタスクから外れていると感じた場合、参加者は「はい」と答える傾向があるということです。完全にタスクから離れていない場合でも、マインドワンダリングとして報告されてしまう可能性があるのです。
例えば、仕事中に一瞬気を緩めた場合でも、それを「マインドワンダリング」として報告してしまうかもしれません。これによって、マインドワンダリングの頻度が実際よりも高く見積もられる可能性があります。
多段階プローブ
多段階プローブでは、参加者に「今、あなたの注意はどの程度現在のタスクに向いていましたか」と質問し、5段階の回答から選ばせます:1. 完全にタスクに集中していた、2. ほとんどタスクに集中していた、3. タスクと他のことの両方に集中していた、4. ほとんど他のことに集中していた、5. 完全に他のことに集中していた。
この方法を用いた研究では、興味深い結果が得られました。完全にタスクから外れている時間(選択肢4と5)は全体の12%に過ぎず、完全にタスクに集中している時間(選択肢1)は40%でした。
この結果は、二項対立プローブによる結果とは異なります。多段階プローブでは、注意の状態をより詳細に評価できるため、部分的にタスクに集中している状態(選択肢2や3)を区別することができます。完全にタスクから外れている時間の割合がより正確に測定できると考えられます。
例えば、仕事中に一瞬だけ集中を切らした場合、「ほとんどタスクに集中していた」(選択肢2)と報告することができます。マインドワンダリングの頻度がより現実的に評価されることになります。
ある程度は安定した個人の特性
マインドワンダリングは、その場の状況や環境によって引き起こされる一時的な現象のように思えるかもしれません。しかし、最近の研究では、マインドワンダリングの頻度や特徴が個人によってある程度一貫しており、安定した特性として捉えられる可能性が示唆されています。
ある縦断研究では、マインドワンダリングの個人差と、それが健康や幸福感にどのような影響を与えるかを調査しました[6]。この研究から得られた主な知見は次の通りです。
マインドワンダリングの安定性
研究結果によると、マインドワンダリングの頻度は個人内で一貫していることが分かりました。実験室でマインドワンダリングを頻繁に経験する人は、日常生活でもマインドワンダリングを頻繁に経験するのです。
例えば、実験室でのタスク中に頻繁に注意が逸れる人は、職場や家庭でも同様に注意が逸れやすい傾向があることが示されました。この結果は、マインドワンダリングがある程度安定した個人の特性であることを示唆しています。
マインドワンダリングと短期的な健康影響
研究では、高頻度のマインドワンダリングが短期的には一定の健康上の影響と関連していることが分かりました。具体的には次のような関連が見られました。
- 24時間心拍数の上昇:頻繁にマインドワンダリングを経験する人は、一日を通じて心拍数が高くなりました。マインドワンダリングが一種のストレス反応を引き起こしている可能性を示唆しています。
- 入眠困難:マインドワンダリングの頻度が高い人は、夜に寝つきが悪くなりました。就寝時に思考が活発になりすぎることが原因かもしれません。例えば、仕事中に頻繁にマインドワンダリングを経験する人は、帰宅後も思考が活発に働き続け、リラックスして眠りにつくことが難しくなる可能性があります。
マインドワンダリングと長期的な健康影響
研究では頻繁なマインドワンダリングが1年後の健康状態に有害な影響を与えるという証拠は見つかりませんでした。短期的には一定の影響が見られるものの、長期的には大きな健康上のリスクにはならないということです。
この結果は、人間の適応能力の高さを示しているとも言えるでしょう。マインドワンダリングによる短期的なストレスや睡眠への影響は、長期的には他の要因によって相殺されるか、あるいは個人がそれに適応していく可能性があります。
マインドワンダリングと性格傾向
研究では、マインドワンダリングの頻度と特定の性格傾向との間に関連が見られました。特に注目すべきは次の点です。
- 非審判的態度:自分の経験や感情を評価せずに受け入れる人は、マインドワンダリングの頻度が低い傾向がありました。
- 意識的な行動:現在の瞬間に注意を向け、意識的に行動する人も、マインドワンダリングの頻度が低い傾向がありました。
これらの性格は、マインドフルネスの要素と関連しています。その意味では、マインドフルネスの実践がマインドワンダリングの頻度を減少させる可能性があります。
脚注
[1] Smallwood, J., and Schooler, J. W. (2015). The science of mind wandering: Empirically navigating the stream of consciousness. Annual Review of Psychology, 66(1), 487-518.
[2] Wang, H. T., Poerio, G., Murphy, C., Bzdok, D., Jefferies, E., and Smallwood, J. (2018). Dimensions of experience: exploring the heterogeneity of the wandering mind. Psychological Science, 29(1), 56-71.
[3] Shepherd, J. (2019). Why does the mind wander?. Neuroscience of Consciousness, 2019(1), niz014.
[4] Merlo, K. L., Wiegand, K. E., Shaughnessy, S. P., Kuykendall, L. E., and Weiss, H. M. (2020). A qualitative study of daydreaming episodes at work. Journal of Business and Psychology, 35, 203-222.
[5] Seli, P., Beaty, R. E., Cheyne, J. A., Smilek, D., Oakman, J., and Schacter, D. L. (2018). How pervasive is mind wandering, really?. Consciousness and Cognition, 66, 74-78.
[6] Ottaviani, C., and Couyoumdjian, A. (2013). Pros and cons of a wandering mind: a prospective study. Frontiers in Psychology, 4, 524.
執筆者
伊達 洋駆 株式会社ビジネスリサーチラボ 代表取締役
神戸大学大学院経営学研究科 博士前期課程修了。修士(経営学)。2009年にLLPビジネスリサーチラボ、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。以降、組織・人事領域を中心に、民間企業を対象にした調査・コンサルティング事業を展開。研究知と実践知の両方を活用した「アカデミックリサーチ」をコンセプトに、組織サーベイや人事データ分析のサービスを提供している。著書に『60分でわかる!心理的安全性 超入門』(技術評論社)や『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』(すばる舎)、『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』(共著;日本能率協会マネジメントセンター)などがある。2022年に「日本の人事部 HRアワード2022」書籍部門 最優秀賞を受賞。東京大学大学院情報学環 特任研究員を兼務。