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コラム

アカデミックリサーチとは何か

コラム
株式会社ビジネスリサーチラボでは、サービスを総合するコンセプトとして「アカデミックリサーチ」という名称を使用しています。本コラムでは、弊社代表取締役の伊達洋駆から、アカデミックリサーチの意味するところについて掘り下げます。

弊社が定義するアカデミックリサーチとは、次の4つの要素を含むサービスを指します。①研究知を用いる、②実践知を用いる、③調べて分析する、④対価を得る、という4要素です。以下、各要素について説明しましょう。

 

①研究知を用いる

アカデミックリサーチの第1の要素は「研究知を用いる」というものです。研究知は学術研究に基づく知識を意味します。学術界ではこれまでに多くの知識が創造され蓄積されています。プロジェクトの性質に応じて、それらのアーカイブを活用します。

研究知をきちんと収集しておくことで、(少し大げさな言い方にはなりますが)人類が今、当該テーマについて何を知っているのかを把握することができます。問題となっている対象について解像度の高い理解が可能になり、対策の候補となる仮説を定めることにも繋がります。

 

②実践知を用いる

第2の要素は「実践知を用いる」というものです。アカデミックリサーチは何も研究知のみを用いた実践ではありません。様々な企業をクライアントにプロジェクトを進める中で多様な知識が身につきます。それらの実践知を活用することも大事です。また、実践知はクライアントからも提出されます。

実践知は研究知と照合されて、どうにか対処したい現象やそれに対するアプローチに関する仮説を、より精度の高いものへと引き上げてくれます。弊社では、実践知と研究知が整合する箇所は勿論、不整合な箇所にも目を向け、良質なソリューションを考える素材にしています。

 

③調べて分析する

アカデミックリサーチの第3の要素は「調べて分析する」というものです。アンケート調査やインタビュー調査等の方法でデータを集めて分析する場合もありますし、クライアント内に存在する人事データを分析する場合もあります。また、研究知から何が言えるのかを突き詰めて検討することもあります。

弊社では、定量・定性・文献を分析する技術を持つフェローを採用していることに加え、社内で分析技術を高め合うための学習機会を設けています。確かな分析技術を駆使することで、妥当なソリューションを導き出すことができます。

 

④対価を得る

最後の要素は「対価を得る」というものです。弊社の定義するアカデミックリサーチは、産業界において実行されるものであり、サービス提供と交換に対価を得ることを前提にしています。アカデミックリサーチを通じて得た対価を、アカデミックリサーチ自体の深化ならびに普及に活かしています。

以上の通り、研究知と実践知を用い、調べ物をして分析することによって対価を得るのがアカデミックリサーチの意味するところです。弊社はこのようなアカデミックリサーチというサービスを更に展開していければと考えています。

株式会社ビジネスリサーチラボ
代表取締役 伊達洋駆

#伊達洋駆

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