2018年2月27日
「シリーズ再訪 第2回:<離職>を再訪する」を開催しました
株式会社ビジネスリサーチラボは、2018年2月15日、自主開催セミナー「シリーズ再訪 第2回:<離職>を再訪する」を開催いたしました。「シリーズ再訪」は、経営・組織等にまつわるコンセプトを取り上げ、弊社コンサルタントの伊達洋駆・神谷俊がそれぞれの視点で掘り下げていく対談形式のセミナーです。
昨年より、離職やリテンション(定着)に関するご相談を弊社にいただくことが増えています。ご相談をくださる経営者・担当者の頭を悩ませているのは、単に売り手市場の影響による人手不足に限りません。むしろ、将来組織を担っていくことを期待されている、若手ハイパフォーマーの離職に課題を抱えているケースが多く見られます。
ハイパフォーマー達は何を考え、離職を選ぶのでしょうか。
今回は、組織の中核となるハイパフォーマー人材(あるいは、その候補)の離職に焦点を当て、彼らが離職するメカニズムや、報酬と日本企業の組織特性との関連等について、様々なデータや研究知見を手元に置いて対談を行いました。
対談では、トータル・リワード(金銭的報酬に限らない報酬)と日本企業の発展の連関、個別性への対処とキャリア開発のジレンマ、リスク認識の差が離職にもたらす影響等、様々な論点を行き来しながら考察を展開しました。最後にディスカッションを行い、参加者の皆さまからも様々な意見を挙げていただきながら、さらに思考を深めていきました。
本セミナーシリーズは、何かしらの明解な「答え」を提供するものではありません。様々な論点を提供し、広く深く思考を展開していこうとする試みです。
弊社がお客様から頂く課題は往々にして複雑性が高く、またいずれも深刻なものです。それらの課題を前に、私たちは現実を具に捉え、知的格闘を厭わず向き合うことを大事にしています。参加者の皆さまにも、そのような知的格闘の魅力を少しでもお伝えできましたら幸いです。
第3回については、テーマが決まり次第追って本ウェブサイト上でご案内いたします。
関連記事:第1回<働き方改革>を再訪する 当日レポート
【前編】「<働き方改革>の実態〜企業が抱えるジレンマ〜」(2017.8.22)
【中編】ビジネスモデルを変えずに働き方改革は成功するのか? #働き方改革を再訪する (2017.9.13)
【後編】働き方改革の中で苦悩する管理職(2017.9.26)
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