2021年3月1日
HR系商品の共同企画・開発|学生就業支援センター様
ビジネスリサーチラボさん(以下、BRL)との出会いは忘れもしません。2011年震災前後のことでした。まだ、BRLが株式会社化しておらず、有限責任事業組合(=LLP)という組織だったころです。元々東京駅近くの会議室で行うセミナーの案内をいただいていたのですが、震災で延期。延期後、セミナー会場として指定された場所が新宿歌舞伎町のど真ん中の喫茶店貸し会議室。「LLP」という謎の組織体、研究成果を歌舞伎町で発表するというスタンス、そして時期的には震災、と、さまざまな要件が重なり、今でも鮮明に思い出せます。
その後、個別に打合せ、お互いのやっていることややりたいことを話し合い、とにかく何か一緒にやりましょうか、ということで、色々始めたのを覚えています。
伊達さんとのプロジェクトは多岐に亘ります。が、初めからプロジェクトの構想ありきで進んだことは一度もなかったのではないかと思います。
一例を挙げますと、
- 研修の効果測定から行動変容を促すプログラム、および採用時の検査キットの制作
- 社員の習慣的行動に着目した調査
- 都内某大学におけるリーダーシップ論の講義設計・運営 ※半期の単位
- レゴブロックを活用した研修カリキュラムの制作・運営
- 地方企業の採用システムを着目した調査・研究会
- 採用学プロジェクトを活用した企業向けの調査サービスの開発
- 採用におけるクチコミ効果の研究レポートの制作、およびサービス設計
など、HR領域で幅広くお手伝いいただいていますが、これらのプロジェクトは社内でもともとあったテーマに対して協力依頼をしたわけではなく、伊達さんとのディスカッションを通して、浮かび上がってきた課題に対し、プロジェクト化していく、という流れで進めたものがほとんどです。
BRLのいいところは幅広く、かつ深い研究知見をビジネスの課題と結び付けて解決に向け、柔軟な姿勢で一緒に取り組んでいただけるところです。道筋やアウトプットのカタチも様々でした。自社内だけですとどうしても斬新なアイデアというのは出にくく、偏りがちになってしまいます。BRLが入ることにより、まったく違う角度からの提案や示唆をいただくことができました。
伊達さんの言葉で印象的な言葉がございます。「研究者は良質な問いを設定できるか、が大事なんですよ」本質的な問いを設定するからこそ、カタチの違う様々なプロジェクトであっても満足度が高いのだと思います。
ビジネス環境の変化が速い今だからこそ、本質を常に問うていくBRLには今後も期待しています。10周年、おめでとうございます。
株式会社学生就業支援センター
作馬誠大 様
作馬さんには、ビジネスリサーチラボが株式会社化する前からお世話になっています。当時、弊社はまだ事業ドメインが明確には定まっていなかったのですが、作馬さんとの多種多様なプロジェクトを通じて、「組織や人を巡るテーマであれば広く対応できる」という気づきを得ることができました。
また、ともすれば上下関係になりがちな受発注者の関係ではありますが、作馬さんとのプロジェクトにおいては、対等かつ楽しく共同することができ、むしろそのほうが成果もあがることを学びました。その学びが、弊社のクライアントに対する基本姿勢を形成したと言っても過言ではありません。
研究知見の活用とデータ分析という弊社の強みもまた、作馬さんとのプロジェクトを経て確信に至ったものです。このように、作馬さんとの多くの共同がなければ、現在のビジネスリサーチラボのカタチには到達していなかったと思います。改めて感謝申し上げます。
株式会社ビジネスリサーチラボ
代表取締役 伊達洋駆